医学部受験・東大受験において現役合格を目指す生徒さん・親御さんを全面的に応援する個別学習塾・予備校「明哲会(めいてつかい)」の塾長です。
このブログでは、日頃、受験指導をしていて、生徒さんからよくされる質問に、なるべくたくさん答えていきたいと思います。
今回は前回に続き、医学部受験や東大受験のための数学学習法について、もう少し詳しく考察してみたいと思います。
前回は、数学の学習を始めるにあたってのた心構えについて考えてみましたので、今回は、文章題ができないという質問に答えていきたいと思います。
「文章題が解けない」というのは、どういう状態か
数学が苦手な生徒さんの中でも、文章題が苦手な方がとても多いものです。文章題が解けないという生徒さんから質問を頂くのですが、中でも「やったことのある問題は解けるけれど、初めて見る問題は全くわからない」という悩みが後を絶ちません。解説を聞けばすぐに理解できる問題であっても、いざテストなどで出題された途端に、どう解いていいかわからないと苦しんでいるようです。問題の理解はできているのに、自分一人では解ききれないという状態で立ち止まってしまっています。このような状況を打開するためには、どのような学習をしたらよいか考えてみましょう。
実は、この段階で悩んでいる生徒さんは、かなり学習が進んでいるのです。ここまで来るのに、たくさんの数学の問題に取り組んできたに違いありません。勉強をとても頑張ったのに偏差値が上がらないのは悲しいと思います。
それでは、これからどのように学習を進めるべきなのでしょうか。医学部入試の数学で出題される物は難問ばかりです。そんな小手先では通用しない問題に立ち向かうには、冷静な分析能力が欠かせません。与えられた難しい状況を整理して、それを自分で数式を用いて処理をする力が求められているのです。ほとんどの受験生は、あと一歩のところまで来ています。ここを乗り切れるかが他の受験生と大きな差となってくるのです。
数学において合否を分ける重要なポイント
合否を分ける一番重要なポイントはなんでしょうか。単なる知識だけではありません。単に公式や定理を万全に覚えていても、いざ問題を目の前にすると手が止まってしまう生徒さんが少なくありません。しかし解説を読むと、全く知らない知識を問われているわけではないことに気づくはずです。この段階まで来たとき、「今までの学習を繰り返すだけでいいのか、何をすれば出来るようになるのか」と不安になる生徒さんはとても多いのです。
このように不安になるのは、一番大切な土台が完成していないことが原因です。逆に難問に挑むにあたって、最も本質的なポイントでもあります。この土台を固めることこそが、医学部への合格の最短ルートとなります。しかし、この土台は自力で身に着けるのには、膨大な時間がかかります。明哲会はそんな生徒さんをしっかりサポートする受験指導を日々行っています。