医学部受験・東大受験において現役合格を目指す生徒さん・親御さんを全面的に応援する個別学習塾・予備校「明哲会(めいてつかい)」の塾長です。
このブログでは、日頃、受験指導をしていて、生徒さんからよくされる質問に、なるべくたくさん答えていきたいと思います。
今回は受験勉強とはどういうものかということについて考察してみたいと思います。
「学校での勉強」と「受験勉強」は別物?
学校での勉強と受験勉強はそんなに違うのかという話題がよく出ます。私の考えでは、基本的には同じだと思っています。しかし、学校のテストで良い点を取れている生徒さんもいざ模試を受けると、ほとんどできなかったということがなぜ起こるのでしょう。そのため、やっぱり受験勉強は全く別のものだという解釈をする生徒さんも多いようです。
「受験勉強は範囲が広くて何をしていいかわからない。だから塾にいって、塾でもらったテキストをやらないと合格出来ない。」と思っている生徒さんが少なくないようです。
確かに、間違ってはいないのですが、それがすべてではないと思います。慌てて塾に行って、あまりに膨大なテキストをもらいすぎて、それすらままならないという状態に陥っていませんか。怖いのは、塾に行っているのだから大丈夫という気持ちが生まれてしまうことです。
そして、やりきれないテキストを抱えたまま、模試での結果が出ずに塾に行っているのにできないのだから仕方がないとあきらめてしまう。もしくは、授業は全部出て、内容はよくわかるのに、成績が伸びないということもよく聞きます。
そもそも「受験勉強」とは何か
では、「受験勉強」とは何を指すのでしょうか。
学校での基本的な勉強が終わっていると仮定すると、受験勉強とは、「弱点を克服するためのトレーニングをして、赤本などで時間配分をコントロールして、差がつきそうな問題や予想問題をあらかじめ準備しておく」といったところでしょうか。
つまり、「学校での基本的な学習の上に重ねて行うのが受験勉強」だと考えます。
まだ、基本的な学習が終わっていないという方は、受験勉強にはまず基本的な学習が重要ということを踏まえておくことが必要です。すぐに、落ち込む必要はありません。明哲会では完全オーダーメイドの個別指導学習ですので、基本的な学習が終わっていない生徒さんに向けてでも、医学部受験を踏まえた学習を同時にしていくことが可能です。
広範囲の学習に対応するために必要なこと
具体的に受験勉強を踏まえた基本的な学習について考察します。
受験勉強といって、まず思いつくことは、範囲が広いための膨大な学習量に対応出来るかどうかです。
今回は、範囲の広さへの考え方について考察していきます。
「学校の勉強はできるのに」という生徒さんの多くには、範囲の決まっている定期テスト等では、それなりの点数を取ることは可能でも、今まで習った全範囲からとなると、どこから手をつけていいかわからないと言われることがあります。たしかに、数学などの覚えればいいというものではない分野が多いとどうしていいかわからなくなってしまっても仕方がないのかもしれません。
この広範囲の学習ということが、「基本的な学習の仕方と違う」という認識が生まれてしまうポイントだと感じています。つまり、定期試験を一夜漬けとは言わないまでも、短期記憶で乗り切って学習をしていくことしかしてこなかった生徒さんにとっては、長期にわたって忘れず使いこなせる記憶にしていく練習ができていない人が多いのです。これには、やはり練習が必要で、ただ闇雲に暗記をしなさいといっても、できるものではありません。これは、学習の仕方が違うというよりも、大量の情報の処理をする練習が必要だということだと考えます。この大量の情報を処理するため、暗記においても個別に身につきやすいように学習指導をしてこそ、医学部専門の個別指導だと考えます。
明哲会では、ただ宿題で暗記をしてきなさいというのではなく、たくさんの暗記を出来るようになるために、生徒さんに応じて学習方法を考えていきます。生徒さんの考え方や覚えやすいもの覚えにくいものを考慮した学習指導をし、力がつくように対応していきます。
そして、授業では理解した問題が自力では解けないというものも、この膨大な範囲の問題をこなすための練習が必要だとう認識を持たないといけません。先ほどの、記憶の話とも重なる部分があると思いますが、「さっきできたのに、今はできない」ということと「3ヵ月まえには、できたのに、今はできない」は、違うことだと感じると思います。つまり、学習方法が違うのです。このように、膨大な量の学習をするということは、個人の記憶の持ち方や、物事の理解の仕方にかなり左右されるのです。そのため明哲会では完全オーダーメイドの個別学習指導により、生徒さん一人一人に合わせた学習を提供することにしています。
自分の学習は、課題を埋めて、範囲の狭いテストのための暗記をするだけで終わってしまっていると感じたら、明哲会にいらしてください。「どれが理解できているのか。」「どこまでやれば出来たといえるのか。」医学部に合格するために必要な「勉強するというのはどういうことか。」生徒さんに合わせた学習を提案していきます。
暗記や宿題の量といった精神論で片付けられてしまう問題を、具体的に出来るようにする方法を個別に一緒に考えます。学習時間を効果的に発揮できる環境を作るために、明哲会に来てください。