医学部受験・東大受験において現役合格を目指す生徒さん・親御さんを全面的に応援する個別学習塾・予備校「明哲会(めいてつかい)」の塾長です。
このブログでは、日頃、受験指導をしていて、生徒さんからよくされる質問に、なるべくたくさん答えていきたいと思います。
今日は、医学部受験・東大受験のための国語学習について考察してみたいと思います。
私立の医学部受験において、本当に国語は必要ないのか
「国語」というとまず思い浮かぶことが、「私立の医学部受験だから、国語は必要ない」と考えている生徒さんが多くて、驚かされることです。
医学部受験では、どの教科の問題もしっかりとした国語力をもとめられている場合がほとんどです。数学や化学の文章題が苦手という生徒さんのほとんどは、医学部受験に対応できるだけの高い国語力がついていないことが多いのです。化学などで、「問題文で説明された状況」をしっかり理解できないと、式を立てられなくて当たり前です。
確かに、受験教科として国語を設けていない大学が多いのは周知の事実です。しかしそれは、「国語力」がなくてよい訳ではありません。言われてみれば当たり前のことでしょうし、「国語力が必要なことくらいわかっている」と思われる方も多いでしょう。ここで述べたいのは、医学部受験に必要な国語力は、「国語が苦手」では、かなり厳しい状況だということです。なるべく早いうちに、問題の情報をしっかりと理解する力をつけることが必要です。
そして、さらに記述問題を解いていくためには、的確に求められていることを答える力が必要です。理解する力とまとめて、求められている解答を導き出せる力をつけていく練習が必要です。記述問題が苦手だということは、すべての教科に最後まで苦手意識がとれないことにつながります。くれぐれも私立の医学部受験だから、国語はできなくてもいいといった勘違いを持たないようにしないといけません。さまざまな問題を解く中で、読み飛ばすことをせず、国語力をしっかりつけていく意識をした学習が必要となってきます。