医学部受験・東大受験において現役合格を目指す生徒さん・親御さんを全面的に応援する個別学習塾・予備校「明哲会(めいてつかい)」の塾長です。
このブログでは、日頃、受験指導をしていて、生徒さんからよくされる質問に、なるべくたくさん答えていきたいと思います。
今回も具体的に受験勉強を踏まえた基本的な学習について考えたいと思います。前回は、範囲が広いことを踏まえた学習について考察しました。
次は膨大な学習量をこなすための時間配分について考えてみましょう。
ただ「時間をかける」だけでは受験勉強は乗り切れない
「たくさん学習するのだから、たくさん時間をかけるのは当たり前だし、そういう覚悟はある」と思う生徒さんは多いのではないでしょうか。
しかし、こう言っているまじめな生徒さんであっても、年末になると皆さん時間が足りないと慌ててしまうのです。こういうことが起こらないように、今回は時間配分について考察していきたいと思います。
実は、前回述べたとおり、基本的な学習を一通り終わらせることに、かなりの時間が使われるのが受験勉強の第一歩なのです。わからない問題を解くだけで、基本的な学習が終わるわけではありません。大多数の生徒にとって、授業形式でよくある「問題を解説する」ということでは終わらないのが基礎的な学習の大変なところです。前回、お話しした膨大な量の学習の仕方を理解しないと、基本的な学習が終わったとは言えないからです。これだけで終わってしまっている生徒さんが実に多いと感じています。このことが、理解力があって、相当な時間の勉強を重ねて、何浪もしているのに合格出来ないというもったいない環境のままあきらめてしまう原因となっていると思います。
受験勉強も「最初が肝心」
受験勉強を始めると、まず、広範囲を学習するということがどういうことかをしっかり実感するまでに、かなりの時間を要してしまいます。実は、これが初めにぶつかる壁になっている生徒さんが多いと感じます。そのため、初めのうちこそ、学習はかなり長時間必要になるのです。しかしなぜか、保護者の方の認識として、最初は様子を見て、直前に大量に個別指導をとることが無難だと考えている方が多いようです。保護者の方が、そう思ってしまうと、生徒さんもそのように計画を立ててしまうことにならざるを得ません。このことを説得するのに、たくさんの面談を必要としてしまいます。はじめが肝心なのです。
確かに、はじめからたくさん学習していると、慣れていない生徒さんはかなりくたびれて、精神的にも体力的にもつらくなるようです。このあたりをかわいそうに思われる保護者の方の気持ちもよくわかります。しかし、後半の受験勉強の佳境では、一問一問に込められた要素を解釈しながら解く必要があります。ここまで手が回らないで、何浪もしてしまうことのほうがよっぽどかわいそうだと明哲会は考えています。
あえて、はじめに大変な思いをすることで、ゴールが近くなるのです。当たり前ですが、苦手科目の習得には特に、はじめの時期は時間がかかります。「最初はすこしで、直前に増やす」は逆で、もったいないことだと思ってください。「最初に頑張って、後半は余力を持たす」くらいでないと、今の医学部受験は乗り切れないほど難関になってきています。
目標と実力がはなれていたら、なおのこと、じっくりやらないと個別指導の意味がないと考えます。そのための、オーダーメイドの個別指導なのです。是非、明哲会で東大の医学部生を独り占めして学習できる時間を有効にしてください。解き方を聞くだけでは、大手でのクラス授業と変わらないのです。医学部生のための個別指導ならではの良さを生かすには、学習における時間配分も生徒の合格に向けて考えて行うべきだと明哲会は考えます。
「スタートダッシュ」という言葉があるように、初めが肝心なのです。基礎学習が一通り終わり、苦手教科が克服できてくると、自習もどんどん進んできます。この状態になると、後半に余力が出来るという意味が生徒さん自身にわかるようになります。個別指導なので、オーダーメイドの個別指導だからこそ、いつの時期にどのくらい学習するかということは、もちろん相談にのります。
はじめこそたくさんとって、後半は、自習でも大丈夫な時間を作れるようにしたいですね。
大きな夢をかなえるには膨大な力がいります。高校卒業ギリギリになって、あきらめられなかった思いは、きっとどんなに押さえつけても、湧き上がってくるでしょう。
効果的に発揮できる環境を作るために明哲会に来てください。